同じ商品でも、魅せ方によって売れ行きも大きく変わります。季節商品などはわかりやすいですが、普段のレギュラー商品もパッケージをこだわることで、そのお店やブランドの世界観を演出することができます。ここにパッケージの面白さがあります。

今回はパッケージに精通して60年以上のオリジナルパッケージ.comが選ぶ、面白くてセンスのあるパッケージを5つ紹介します。思わず手に取りたくなるような目を引くデザインを参考に、ぜひオリジナルパッケージやパーツの製作をご検討くださいね。

常識を覆す、並べ方で魅せるパッケージ

普段は横に並べている商品を縦に並べてみてはいかがでしょうか。クッキーなどは縦に重ねることもありますが、横置きが基本になっている商品を縦に並べるだけで斬新さがあります。

こちらのパッケージは商品を重ねることなく水平を保ったまま、それをビルのフロアに見立てたデザインになっています。おしゃれでスタイリッシュな印象ですね。商品部分は窓になっているので、どんなものが入っているのか一目瞭然。カラフルな一口サイズの和菓子やケーキなども映えそうですね。

こちらはクッキーを1枚ずつ入れた箱。まさか箱を開けたらこんなふうにクッキーが入っているとは思わないので、びっくりしますね。ビジュアルも華やかで、ディスプレイとしても目を惹くデザインです。

特に箱はディスプレイも華やかにしてくれます。どのように立体に組み立てるかによって、高いデザイン性が出るので、商品の個性が光るようになパッケージになります。おしゃれな箱は手土産やプレゼントなどにも喜ばれるのでおすすめです。

最近ではSNSにも投稿されることもあるので、自然と広告効果が狙えることもあります。数量限定の季節商品など特別な商品で話題作りをしてみてもいいかもしれません。

お菓子の持つ力をパッケージで表現する

おしゃれなパッケージで目を引くこちら。中にはフィナンシェが入っています。このパッケージは静岡県沼津市にあるパティスリー「BAKE＆CAKE Perle（ペルル）」さんの2016年の限定商品でしたが、2018年までの2年間で7つもの国際デザインコンテストに入賞しています。

その理由はパッケージにストーリーがあるから。

私たちは、恋人、友人、家族、会社の同僚、顧客など、身近な方々の幸せを願い、同じものが二つとない個性（＝鍵盤の音色）を尊重し、さらには、肌の色（＝鍵盤の色）、人種や信条の垣根を超えて、世界の平和と平等、幸福という共通の願い（＝美しいハーモニー）を携え、共に歩んでいるのです。
大切な方へ渡すプレゼントだから、一人一人に、1個1個しっかりとした形状で、心のこもったものを渡したい。そんなお客さまのご要望に応えることができるプレミアムなギフトパッケージです。

株式会社ラトーナマーケティング

ピアノの音色を奏でるように、ハーモニーを重ね合わせることから発想したパッケージ。お菓子の奥深さを表現した素晴らしいデザインです。

これまでのお菓子や、お店のモチーフにもピアノを使ったことはなかったそうですが、こういった想いをカタチにしてストーリーを膨らませることができるのもパッケージの力ですね。

商品に関連する食品をパッケージにする

インパクトのあるデザインが目を引く、お寿司のパッケージ。日本人では考えつかないような面白さがありますね。

こちらのパッケージは、巻き寿司と一緒に、醤油やガリが入っていますが、これを参考にバウムクーヘンやロールケーキ、アイスボックスのクッキーなどでも応用ができそうです。

海外ではお寿司と醤油がセットになっていることがほとんどのため、複数の醤油の味比べセットなどにしても面白いですね。海外からの観光客のお土産商品として喜ばれそうです。

こちらはチーズのパッケージ。単体で見せる時はきちんと商品の顔を出すことができ、集合体で見せる時はチーズをイメージさせるデザインになっています。内容物がわかりやすく、おしゃれで面白いデザインですね。

商品の中身を見せて活かす

リスの頬が膨らんだように魅せたパッケージ。ナッツなどは連想しやすく、印象に残りやすいデザインです。中身を見せる窓付きのパッケージは多くありますが、商品を詰めた袋をパッケージの形として使う魅せ方は新鮮ですね。

ほかにも、ワッフルの模様をパイナップルに見立てたパッケージや、ポップコーンを羊の毛並みとしたものなど、がありました。商品の形や素材感をうまく使うことも、パッケージを面白く見せるコツのひとつです。

機能性も兼ね備えた缶のパッケージ

缶は古くからパッケージとして採用され、その耐久性から、使用後も小物入れなどに使用されることが多い素材です。そのため、見た目のデザインが鍵となるパッケージです。

缶の特徴はパッケージとしての機能性が高いことです。衝撃にも強く、湿気や光を通さないため、品質保持にも向いています。

また、缶はリサイクルもしやすい上に、パッケージとして役目を終えた後も小物入れなどに使用されることも多いため、エコなパッケージとして見直されています。

少し重くてスペースをとってしまう缶のパッケージですが、プラスチックとは違ったパッケージの利点とデザイン力が、SDGsと共に人気を博しそうです。

世界に一つだけのオリジナルパッケージで、商品を魅力的に見せよう

いかがでしたか。ひと括りにパッケージと言っても、こだわりを持って作ると商品にも愛着が湧きます。多くの商品は陳列棚に置かれたり、特設テーブルに置かれたりしています。その時にどう商品を魅せるかは、パッケージのデザインも含めて重要になってきます。パッケージが広告も兼ねると考えて作ると、より斬新なものができあがりそうですね。

もちろん商品の中身も大切ですが、お客さまに手にとってもらえるようにするためには美しい見た目も大切。パッケージの力をうまく使ってみてくださいね。

オリジナルパッケージ.comでは持ち込みデザインも形にできるようにご相談に乗っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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