
四葉のクローバー「バイオマスマーク 」で環境にも優しいパッケージを
サスティナブルや、エコ、フェアトレードなど、環境やそれを取り巻く問題に対する関心は年々高くなってきており、SDGsを課題にした取り組みも多く見られるようになりました。
環境問題と言っても様々なカテゴリがありますが、今回は地球環境という点からパッケージに使われる「インク」ができる環境への取り組みについてお話しします。
バイオマスインクとは何か

近年よく聞くようになった「バイオマスインク」。バイオマスインキとも呼ばれ、綿、パルプ、米ぬか、植物油、被子植物の種などの生物由来の資源(バイオマス)から成分を抽出して製造したインクです。従来の石油由来のインクにかわるエコなインクで、使用率があがってきています。
オリジナルパッケージ.comでも使用し始めています。
バイオマスインクを使用するメリット
バイオマスインクを使用するメリットは、環境保護を守ることはもちろん、カーボンニュートラルの視点からSDGsに貢献できることです。
ここではさらに詳しくメリットを紹介します。
CO2排出削減
バイオマスインクは、「カーボンニュートラル(CO2削減)」なインクです。インクの原料となる植物が光合成によりCO2を吸収することで、破棄の際に燃焼したとしても全体としてはCO2の増加が防げるというものです。
従来のインクは石油由来だったため、原料採掘から破棄の燃焼に至るまで地球に大きな負荷がかかっていました。しかし、今後はバイオマスインクを使用することでCO2が削減できると期待されています。
石油資源の削減
周知の通り、石油には限りがあります。バイオマスインクを使用することで、持続可能な原油資源を削減し、地球温暖化のスピードを緩めることができます。
消費者へ環境保護をアピールできる
バイオマスインクを使用したものは一般社団法人日本有機資源協会(JORA)に認定されることにより、バイオマスマークとして表示することができます。商品パッケージにバイオマスマークを載せることで、消費者に対し環境に優しい製品であると訴求できることもメリットの一つです。
バイオマスマークは特に近年見る機会が増加してきているため、気にしている消費者も多いはず。商品の購買促進だけでなく、商品・企業ブランドのイメージ向上にも役立てることができます。
バイオマスマークをつられる基準

バイオマスマークの定義は一般社団法人日本有機資源協会が下記のように発表しています。
バイオマスマークは、生物由来の資源(バイオマス)を利用し、品質および安全性が関連する法規、基準、規格等に適合している環境商品の目印です。
一般社団法人日本有機資源協会 公式HP
バイオマスインク成分の保有率
バイオマスマークにはバイオマス含有率を表す「バイオマス度」が表示されています。バイオマス成分の保有率(乾燥重量比)が10%以上あるものを認定し、「10、15、20・・・95、100」と5%刻みで最大値100まで設定されています。
一般社団法人日本有機資源協会がバイオマスの含有量だけでなく、環境製品としての安全・安心性も審査し、バイオマスマーク認定を行ってます。
オリジナルパッケージ.comではバイオマス原料を10%使用したインクを使用しています。
バイオマスマークの対象商品
バイオマスインクを使用したからといって、全ての商品にバイオマスマークをつけられるわけではありません。バイオマスマークをつけられる対象商品は限られており、商品にバイオマスインクを使用していても認定を受けられない場合もあります。
オリジナルパッケージ.comのバイオマスインクを使用したパッケージ事例
例えば、一つの商品に対して使用濃度によっては人体や環境に悪影響をあたえることがある塗料の一種(トルエンやキシレン)などと一緒に使用されたものは対象外になります。
オリジナルパッケージ.comでは環境に配慮したバイオマスインクを少しづつですが増やしております。お菓子をより安心して購入できるよう、パッケージからそのサポートさせていただいております。
小分けの内袋一つひとつにマークを入れて、環境への優しさをアピール


ごぼうおかきが大人気の市野製菓様。あられやせんべいなどのお菓子は湿気などから商品を守るため、個包装をしてさらに大袋に入れることが多いです。プラスチック製品を減らすことが出来ないかわりに、個包装の印刷にバイオマスインクを使用することで、消費者の方へ地球環境への配慮の取り組みが少しでも伝わればと思っています。
色数を抑えシンプルながら高級感を目指したパッケージ

手作りの野菜チップスと芋けんぴを販売する「神戸いもや」を運営するヨコノ食品様。
商品の素材感がよく見えるように、パッケージは極力シンプルにしていますが、一部商品で和紙をプリントしたパッケージを使用しています。その印刷にはもちろんバイオマスインクを使用。本物の和紙を用いると確かに高級感も出ますが、ゴミの分別はできなくなってしまいます。また、パッケージのコストも少し高くなってしまうことも事実。
そこでヨコノ食品様では、コスト面と環境問題への配慮からバイオマスインクでプリントされた和紙風のパッケージを採用しています。遠目や写真からは和紙に見え高級感もあるパッケージになっています。墨で表現した芋の芋の弦もこだわっています。
既製品でもバイオマスインクを使用!
オリジナルパッケージ.comでは既製品パッケージでもバイオマスインクの使用を心掛けています。特に新しい製品に関しては環境配慮からクラフト紙などの異素材をラミネートするのではなく、出来るだけプリント技術で異素材感を表現するなどこだわっています。
だからこそ、使用するインクも環境に配慮したものを使用。パッケージの原料高騰により商品にも影響する部分がありますが、「既製品でもバイオマスマークの付いたパッケージを使用したい」というお客様の声にもお応え出来る様に少しづつ力を入れて取り組んでいます。
まとめ

環境にやさしいインクで、環境にやさしいパッケージを。
植物由来のバイオマスインクは、CO2削減、原油資源の保守、地球温暖化の停滞など私たちの未来を少しでも変える要素の一つです。食品の安心・安全のためにはパッケージは必要不可欠ですが、少しづつ地球に優しい選択を増やして、より良い商品パッケージになるようにできることから取り組んでいきましょう。
バイオマスマークがなくても、これらが当たり前になる日が来るといいと思いながら、オリジナルパッケージ.comでは今日もパッケージ作りに取り組んでいきます。