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コラム

何十年ぶりかの大改装「展示室、劇的ビフォーアフター!」

パッケージは実際に手に取ってみるとカタログやWeb上で見ていた印象とは違って見えることがあります。オリジナルパッケージ.comでは、2022年に2階の展示室を大改装!

実際に手に取ってパッケージ商品を見ることはもちろん、実際に店頭に並んだところをイメージしながらぴったりのパッケージを探すことができる、こだわりの詰まった新たな展示室に生まれ変わりました。とはいえ什器などの工事は終わったものの、陳列などは少しずつ改装している段階ですので、温かい目でご覧いただけると幸いです。

今回はそんな展示室のビフォーアフターをお見せします!

改装直前のパッケージや棚を撤去した直後の姿

今回の展示室の改装には「パッケージの資料館のようにして、パッケージについての基本的な知識と魅力を知ってもらいながら『こんなこともできるよ』と、お客様とお話しできるスペースにしたい」という想いがありました。以前から構想はしていたものの、やっと動き出したのが2021年の秋頃。まずは展示室の大片付けから始まりました。

とてもお恥ずかしい状態ですが、パッケージや棚を撤去し段ボール箱に詰めた状態です。什器も展示室の隅に集められて、とても商談が出来るような状態ではありませんでした。

この状態から大改装がスタート!

劇的!展示室のアフター姿

そして改装後の展示室がこちら!

なんということでしょ〜う!まるで店頭で実際に商品を手に取るような感覚でパッケージを選ぶことができるようになりました。ライトを調光調色することで、店舗と同じようなライティングを実現。光の入り具合でパッケージの印象も変わるため、より実際に近い状態でパッケージを選択できるようになりました。

造花やリボンなどのパーツも綺麗に並べられ、ちょっとした駄菓子屋のような懐かしい雰囲気もあります。魅せ方によって印象がガラリと変わることがよくわかりますね。小さなお菓子などのディスプレイの仕方もイメージがつきやすくなり、よりパッケージ屋の展示室らしくなったのではないでしょうか。

After展示室のこだわりポイント

さて、ここからは生まれ変わった展示室のこだわりの陳列棚をご紹介します。入って右側はおしゃれなカフェをイメージし、実際に店頭に商品として並べた時をイメージしやすいようにしました。反対側はパッケージそのものがよく見えるように明るいライティングで陳列しています。

正面右側:実際のディスプレイをイメージした展示

実は右側の壁は改装するにあたり、思い切って窓を塞いで新たに壁を立ち上げました。

Beforeの状態。直射日光があたるとパッケージや中の商品も劣化が早まるため、もともと窓は塞いで使用していました。

ここに木枠を入れて壁の下地を作ります。

▲左:暖色系の光、右:白色系の光

実際に壁を貼り、棚をつけ、スポットライトを入れるとこのように素敵な棚が完成しました!ナチュラルな雰囲気で柔らかい印象になるように木目調にし、暖色系・白色系を切り替えられるライトで調光もできるようになりました。同じパッケージでも色の当たり具合で見え方が変わってくるため、実際のディスプレイに近い形でお客様に見ていただける素敵な棚になりました。

こうして見ると、ここに窓があったなんて信じられないくらい、綺麗でしっかりとした壁になりました。グリーンを置いたりするともう少しお店の雰囲気に近づけることもできそうです。

正面左側:パッケージそのものを魅せる面

▲壁紙貼り替え直後の状態。向かって左側はライトグレー、中央から右側はミドルグレーに壁面パネルを貼り替えました。

対して左側は、商品としてパッケージをしっかり見せるため、あえて無機質な背景色にしたシンプルな棚にしました。白い背景の方が綺麗に見えると思われがちですが、真っ白だと光の反射でかえって見にくくなることも多く、パッケージがライトを浴びてもはっきりと綺麗に見えるライトグレーとミドルグレーの2色を採用しました。

ライトグレーの背景でも白く明るい光を当てているため、暗い印象にならずパッケージの細かな部分まで見ることができます。こちらには季節商品を展示しており、今後は季節ごとにもう少しまとまったコーナーを作っていきたいと考えています。

また、オリジナルパッケージ.comのある名古屋市は駄菓子問屋さんが多くある街のため、ブロー容器を多く取り扱っている会社もあります。単体でももちろん可愛いのですが、並べるとまた違った雰囲気になりますね。ホームページではご紹介していませんが、こういった商品もご提案することが可能です。

正面:レトロな窓枠の作成

展示室の奥にある木枠の窓にもこだわりました。実はこの木枠にはガラスが入っていないんです。

▲左:シールを貼ったガラスのズーム、右:遠くから見た時のガラス。奥の窓ガラスの網目が目立たなくなりました。

もともと二重窓に改装していましたが、サッシが目立ってしまい自分たちの思いとは少し違う印象でした。和のお菓子に合うパッケージを得意とするオリジナルパッケージ.comの商品がより和の雰囲気を引き立てられるように思考錯誤した結果、手前の窓にすりガラスのようなフィルムを貼りレトロな感じに仕上げました。

すりガラスシールを貼り終わった窓。サッシを隠すように木枠を取り付けました。

木枠を取り付けるだけでガラリと印象が変わり、いらっしゃったお客様も木枠を超えてガラスがあることに驚かれるほど、本物そっくりの窓枠に仕上がりました!展示室にいらっしゃった際は、ぜひこちらの窓にも注目してみてくださいね。

お客様の反応も上々!

展示室を改装したことにより、お客様からもお褒めの言葉をいただけるようになりました。商談を行う大事なスペースでもあるため、中央には椅子とテーブルを配置。

綺麗に並べられたパッケージを見ながらどのようなパッケージとパーツを選んで形にしていくのか、一緒に手に取りながらお話を聞いたりすることができるようになったことで、より具体的に悩んでいることをお話ししてくださったり、とても雰囲気の良い場所に仕上がったと思っています。

また、什器もポイントです。平置きにした場合の効果的なディスプレイ方法など、言葉だけでなく目でも直接見てもらえるようになったことで、「より具体的に販売時のイメージを持てるようになった」と、喜んでいただいています。

あえて残した古いものと、新しいものの融合

今回改装した展示室は、実はまだこれで完成したというわけではありません!什器などの工事は終わりましたが、陳列や細かな部分は少しずつ仕上げている段階です。そんな中、忙しい仕事の合間を縫って弊社Twitterの中の人、森がこだわりのレトロ演出をしてくれました!

▲左:(Afterなんだけど)Before、右:本当のAfter

それがこちら!スイッチ盤を元に戻すというこだわり。実は工務店さんがシルバーの今どきなスイッチ盤を付けてくださったのですが、昭和レトロな感じが色合いと合っているのではないかと、改装前のものを付け直してくれたんです!

おしゃれになったシルバーのスイッチですが、古き良きものを残しつつ、新たなものも取り入れるというコンセプトに沿った「改改装」になりました!

そのほか、あえて本もそのまま残しました。窓枠の下は、これまでの本を並べて歴史を感じるスペースに。今でこそインターネットでいつでもパッケージやラッピングの素敵なデザインや方法が簡単に情報として手に入るようになっていますが、昔はそういった情報を手に入れるためには本を購入することが当たり前でした。そんな本から学んだ魅力的なパッケージの例は数知れず。古き良き部分は残しつつ、新たな部分も取り入れた改装になっています。

最後に

これを機に、オリジナルパッケージ.comで気になる商品があったという方は是非、展示室にパッケージを見にきててくださいね!商品の展示はもちろん、今後も少しずつ手を加えてよりよい展示室にしていきたいと思いっています。来るたびに新たな変化があるかもしれませんよ!

そんなこだわりの変化が垣間みれるかもしれない、弊社のTwitter、Instagramもチェックしてみてください。

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